お客さんに受ける
人気絶頂のキャバ嬢になれるか否かはお客さんに受けるかどうかです。
お客さんに評判が良ければ指名してもらえますし、自分の売り上げも伸びていくので お店からもありがたがられますし、この子を採用して良かったと思われます。 ではお客さんに受けるにはどんなキャバ嬢になればよいのでしょうか。 大事なのはその場を良い雰囲気にする会話で、喋りたがるお客さんに対しては聞き上手 に徹してあまり喋らないお客さんに対してはこちらから積極的に話題を振る話上手に なることを、空気を読みつつ使い分けることになるでしょう。 幅広いジャンルの話題に対応するために日頃からアンテナを張り情報収集をして、 どんな趣味の持ち主にでも話を合わせられるようにしなくてはなりません。 もちろん最新のニュースにも敏感であるべきで、新聞を読んだりスポーツ新聞にも 目を通したり、話題になりやすいテレビのニュースも欠かさずチェックします。 女性にはあまり興味を持たれないスポーツ関連のニュースでも男性相手の会話では たびたび出てくることになるでしょうから、自分は興味が無いと切り捨てずにちゃんと 吸収しておかなければキャバ嬢は務まりません。 お客さんが熱心に大相撲の話をしていても興味なさそうに上の空で聞き流していては 話をしていても面白くありませんし、こんな失礼なキャバ嬢は指名なんか絶対にしない、 今すぐ店を出て他の店に行くか場内指名で他の子を呼んでこの子を追っ払おうかな、 と考えられてしまいかねません。 ちょっとマニアックだったり変わった趣味の持ち主のお客さんを相手にする時は逆に チャンスだと考え、ライバルのキャバ嬢よりも一足先に自分を気に入ってもらうために グイグイ話しに食いついて、指名されるよう努力するべきです。 美味しいもの好きやグルメの話題なら大抵のキャバ嬢なら対応可能ですので、自然と ライバルも多くなってしまいます。 ですが相撲の話題に100%難なくついていけるキャバ嬢は全体の7割ほどしか いないようですし、その分指名される候補も少なくなるので自分がゲットできるかも しれないからちょっと頑張ってみればいいことがありそうです。 多くの引き出しを用意しておけばその分指名ゲットのチャンスが増えますし、なにより 知識が増えて自分のレベルも上がった気分になれます。 そして会話の時に笑顔も絶やさないようにしておけば、相手は気分良くお酒を飲んで 会話を進めることができます。 店内では楽しい気分で時間を過ごせるように気を使い帰り際には「このままいつまでも お店でこの子とお喋りをしていたい」「今日は楽しかったな、また近々会いにこよう」 「飲みすぎちゃったけど気分がいいな、眠いけど家に帰ったらお礼のメールをしよう」 お客さんにそう思ってもらえれば次の指名はもらったも同然の大成功です。 逆にたいして盛り上がらないまま時間がきて帰ることになると「さっきの子はなんて 名前だったっけ、名刺貰ったけどテーブルに置きっぱなしで忘れてきちゃった」 となり次の指名は絶望的状況です。 初対面でも限られた時間の中で(キャバクラでは1セット30分~60分で、指名なし のフリーだとその時間内に女の子が数回入れ替わります)お客さんに好意を抱かせる、 もう少しこのままお話がしたい、一緒にいて欲しい、隣に座っていて欲しいと思わせる ことができるようにならなければ、自分目当てで飲みに来てくれるお客さんのいない、 店長からもあまり信頼されない3流のキャバクラ嬢になってしまいます。 それでは面接でやる気をアピールしていたから採用したけどこの子を雇ったのは あまりいいことではなかったか、と店長をガッカリさせてしまう結末で、いつまでも そんな調子ではいずれお店をやめることになるでしょう。 努力が認められて居心地がいい職場で働けるようになるためにも、お客さんに受ける テクニックを覚えて人気のキャバ嬢になる、これを入店時から意識して接客しましょう。